株式投資で役立った本
自分が株式投資の勉強と実践のために読んで、とても役に立った本を紹介します。
内容の要約ではなく、自分にとって役立った箇所などをお伝えしたいと思います。
読書にはAmazon Kindle本(電子書籍)の活用をオススメしています。
Amazon Kindle本(電子書籍)の活用方法 ←こちらの記事もぜひ読んでみてください!
基本を学ぶのに役立った本
【デイトレーダーに限らず、メンタル面の学びも多い!】
「デイトレード」 オリバー・ベレス/グレッグ・カプラ著
発売から何年も経っていても、色褪せずとても人気の書籍です。米トレーダー養成機関の共同創業者で実際のデイトレーダーの2名の著者が執筆しています。トレーディングルームの様子や心理の描写がとてもリアルで、臨場感のおかげで理解が進みます。
重要事項を「法則」「教訓」「掟」「ポイント」といった形でまとめてくれていて、記憶に留める助けになります。
心理的な内容も多く、デイトレードに限らず、トレードでの損失やマーケットの暴落等のダメージからメンタルをどう保つか、どうトレードと向き合うかといった事がとても参考になりました。
技術的な事も具体的に書いてありますが、初心者が最初から理解することは難しく、私は何度も音声読み上げで聞き流して用語などに慣れてから、文字で読んで記憶に刻んでいく読み方を今も続けています。
心理的な内容は最初から役立つので、初心者でも早めに手にしておくと良いと思います。
「試し読み」で目次を見てみると、とても詳細で充実した内容がよく分かります。
運が良ければセールで定価の6割くらいの価格で買えますが、私はセールを待たずに買ってとても役立ちました。
【Kindle Unlimited対象!】
「新取引ルール対応 信用取引の基本と儲け方ズバリ!」 福永博之著
”儲け方”とありますが、ほぼ「信用取引の仕組みやルールの基本」がメインで、分かりやすくシンプルに、且つ大事なことをひと通りカバーして書かれています。
損失をできる限り避ける為にも、「基本を知っておく」ことはとても重要です。
この本では基本を細かく項目分けして、各項目を見開き2ページで解説しているので、簡潔で理解しやすいです。
私は紙の本で買ったのですが、信用取引を始めてまだ長くないので、最初は用語やルールに慣れるのがたいへんでした。音声読み上げ用にKindle版もダブルで購入するか迷ったのですが、なんと現在は定額読み放題のKindle Unlimitedで読めるようです。
信用取引は無理をしなければ便利なツールになる(ヘッジや売りからのエントリー等)と実感しています。しかしルールが複雑で、基本をきちんと理解していないと目的通りにうまく利用できず、結果的に大きな損をしたりして、「信用取引は怖い、危ない」というのが一般的な認識になっているようです。
証券会社のウェブサイトの信用取引の説明ページでの仕組みやルールの理解だけでは、活用していくには知識が足りず、まずこういった書籍でしっかり基本を学ぶのがとても大事だと、経験からも実感しています。巻末の「信用取引で気をつけるべきポイント11カ条」は、基本的な失敗や損失を避けるためにとても参考になります。
発行された2013年は信用取引の制度改正があり、保証金の範囲内で1日に何度でも回転売買ができるようになったなど(それ以前はできなかった)、より使い勝手が良くなったのを機に本書が書かれ、現在もとても実用的な内容です。
著者は書籍だけでなくネット証券等で解説コラムも執筆しており、経済番組のゲストコメンテーターとして出演したりしています。